Convizit AI技術でユーザーインタラクションにタグを付与し、すぐに使えるユーザー行動データに変換する顧客データプラットフォーム

Eコマースや SaaSアプリケーションは、顧客のデジタル体験を理解し、改善するためのソフトウェアツールによって精度を高めています。しかし、このデータの取得は難しく、追跡するイベントに手作業でタグを付け、コード化する必要があり、このアプローチはコストがかかり、不完全で信頼性に欠けるものです。OurCrowdは、一連のAI技術を使用して、ユーザー体験データを自動的に収集し、充実させ、構造化して、必要な場所に提供するイスラエルのConvizit社に投資しています。

EコマースサイトやSaaSアプリケーションの最適化は、データに大きく依存しています。企業は、デジタル・エクスペリエンス・データを活用したツールに、年間800億ドル以上を費やしています。しかし、重要なユーザーインタラクションを追跡するために使用されるほとんどの分析ツールは、追跡する特定のイベント（ユーザーインタラクション）ごとにJavaScriptのイベント追跡コードを手動で挿入する必要があります。これまで、イベントタギングには、製品、マーケティング、アナリスト、開発者チームなど、全社的な取り組みが必要で、面倒で時間のかかる、手作業でエラーが起こりやすいプロセスが数ヶ月かかっていました。また、このプロセスには終わりがなく、ウェブサイトが更新されると、重要なデータを失わないためにタグ付けも更新する必要があります。

Convizitは、AIを導入することで、ユーザーインタラクションデータの収集プロセスに革命をもたらし、すべてのウェブページにおける各ユーザーアクションを自動的に捕捉・理解し、この重要なデータを自動的にエンリッチ化、構造化して、製品やマーケティング分析、CDP、BI、A/Bテストなど、それを必要とするすべてのプラットフォームへ提供することができます。市場にある他のトラッキングソリューションとは異なり、トラッキングするイベントを事前に選択したり、コード化したり、タグ付けしたりする必要はありません。企業が必要とする労力は数カ月から数時間に短縮され、継続的なメンテナンスの必要性もゼロです。ソフトウェアは、各アクションの機能的なコンテキストを理解し、訪問者の選択を完全に理解するための関連プロパティを添付し、要素を論理的にグループ化し、この豊富な構造化データを完全にタグ付けしてすぐに使用できる状態でサードパーティシステムに提供します。Convizitの機械学習は、消費者がどのようにWebページを見るかを理解し、Webサイトの変更に自動的に適応しながら、時間とともに自動タグ付けの能力を向上させます。現在利用可能なシステムよりもはるかに包括的な情報を提供します。手動でタグ付けをする必要がないため、大幅なコスト削減が可能であり、また、常に最新の情報を入手することができます。

Convizitの将来性は、Pitangoの100万ドルのTrifecta AIスタートアップ・コンペティションで1位を獲得したときに、早くも認識されました。2022年3月に最初の顧客とデプロイし、世界の大企業からの関心も高まっており、2021年末のARRは151.2千ドル、2023年末には160万ドル、2024年末には633万ドルに増加すると予測しています。CEOのDaniel Bashariは、イスラエル国防軍情報部隊のエリート将校として、独自のデータインテリジェンステックインキュベーターの企画・立ち上げを管理し、複数の大規模データインテリジェンスプロジェクトの設計・開発をリードしました。ConvizitのCROであるSteven Glanzは、OurCrowdの早期エグジットの1つで、2016年にOracle (NYSE: ORCL) に売却されたCrosswiseの共同創設者兼CEOでした。